2015年3月1日日曜日

雛人形

  鹿沼市で公開されている雛人形。江戸時代から明治、大正の立派なお雛様を拝見し、オーナー様の説明を編集しました。
  男雛と女雛の位置関係について、大正時代以降は西洋式の位置関係が流行しているそうです。男性は右手に剣を持って敵と戦い、女性を身体の左側に従えて守るため、男性の左側に女性が位置するのが定位置です。これに対して日本古来の雛人形は京都御所の南向きの紫宸殿を模して、東側が上座で男雛、男雛から見て右隣りが西側の下座で女雛だそうです。
  現在は正式に、“どちらでも良い”との見解だそうです。(私の記載は人形を擬人化して右左を説明しました。鑑賞者から向かって右左とは正反対の表現になっています。)
  パンフレットもオーナー様のオリジナルです。