2014年9月22日月曜日

我が家の猫物語(その2)

 
我が家の猫物語(その2)
 こうして、二匹の兄弟猫が我が家にやって来ました。かわいいオス猫は小さかった。メス猫はオス猫より大きくて、オス猫のトイレの始末などの面倒を見ていました。だから、メス猫がお姉ちゃんでオス猫が弟になりました。姉弟が決して別れることがないようにと、日本の昔話“安寿と厨子王”にちなんで、お姉ちゃんのメス猫はアン(安寿姫)、弟のオス猫はズーちゃん(厨子王丸)とすぐに名前が決まりました。
 
 
 その後気付いたことなのですが、安寿と厨子王の物語を私は誤解していたのです。生き別れになった姉弟が最後に再会するという展開と思っていたのですが、成人した弟の厨子王丸と再会を果たしたのは幼い時に分かれた母親であり姉の安寿ではなかったのです。安寿は一緒に奴隷だった弟の厨子王を主人の館から逃すために命を落としていたのです。この本来の話を知った時、私は不吉に背筋が凍りました。しかし、猫は家の中だけの飼育で交通事故に遭う危険もなければ、予防接種もしていたので病気の心配もありません。それに一度付けた名前で、すっかり二匹に馴染んでいましたので名前を変更しませんでした。そして、すぐに気持ちを切り替えて、二匹の健康についてはタカをくくったのです。

 

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