2014年8月12日火曜日

我が家の犬物語


  我が家にはすでに二匹の猫がいたが、私は犬も飼ってみたいと思うようになった。手間がかかるから慎重にするようにと周囲からのアドバイスがあった。私が導き出した結論は、室内で飼える雌の小型犬チワワを一匹だけ飼うというものだ。


 私ははこの基本方針をしっかりと胸に刻んでペットショップへ出かけた。そして、当初の方針通りに一匹の雌のチワワに目を付けた。幸いケージには一匹だけで、その時点で兄弟がいなかった。それでも、飼うことを決めるまでに時間が必要であった。何度もペットショップを訪問して、ようやくその子犬を飼う決心がついた。4度目の訪問の時、店員さんにその子犬を飼いたいと告げようとしていた。そして、いつものケージを覗いた。ところが、その日に限ってケージの中に子犬が2匹いた。なぜ???子犬の情報カードによると誕生日も出生地も同じだ。店員さんに尋ねた、“この2匹は兄弟ですか?”と。“兄弟ですよ。”という答えが返ってきた。私は何故今日に限って2匹が同じケージに入っているのか?今までこのケージは1匹だったでしょうと、さらに尋ねた。店員さんは雄のチワワは気管支炎で隔離されていたのですが、治ったため同じケージに入れたのですと答えた。私は迷った。2匹の子犬を育てる自信がなかった。そして、購入をとりやめた。




でも、翌日にはペットショップから2匹の子犬を連れ帰っていた。こうして、犬を一度も飼ったことのない私が猫に加えて2匹の犬のオーナーになった。
 

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